昨年、廃番になったOMRONのタッチパネル NSシリーズを
同社のNAシリーズに置き換えたのですが、設定が余りも分かりづらく苦労したので
忘備録として今回記事にします。
置き換えを実施したのは下記のようなネットワーク構成となります。
SYMAC-CJ2シリーズのPLCにEtherNet/IPで接続しており、
デフォルトゲートウェイも使用して接続先PLC以外もモニタしており
なんとライン全体の全PLCのデータを表示していました。

NAシリーズの置き換えマニュアルを参照すると、
NSシリーズでの通信プロトコルがEtherNet/IPだった場合、
NSシリーズではCIP Ethernetになると記載があるのですが、これが最初の落とし穴でした…
というのもCX-Programmerでラダーを作成する際に下記のように
データレジスタを使用したとします。

すると自動的に変数テーブルに先ほど作成したD100という変数が登録されるのですが、
なんとCIP Ethernet接続方式では「ある設定」を追加しないと
タッチパネルで表示することができません。
その設定というのが「変数のタグ化」と「ネットワーク変数化」です。
変数の編集を開いて名称を記入、ネットワーク変数にチェックを入れます。
この作業をタッチパネルで表示している変数すべてに行います。
ボタンやランプの変数から内部のレジスタまで全部です。

当然、そんな事やってられないので接続方式をFINS Ethernet変更することにしました。
こちらの方式ではこの作業は必要ありませんので。
なおデフォルトゲートウェイ経由での接続にはFINA Ethernetが使えません。
はい、FINS Ethernetの設定方法ですが
CX-ProgrammerでI/Oテーブル・ユニット設定からCJ1W-EIP21Sを選択して
パラメータ編集画面を出します。
次にFINS/UDPタブを選択してサービスを使用するにチェックを入れます。
※マニュアルだとIPアドレステーブル方式は対応しないと書いてありましたが
なぜかこちらでも通信できました。

次にHMI側の設定です。
設定・構成の中のHMI設定を選択してTCP/TPタブを開きます。
IPアドレス、サブネット、デフォルトゲートウェイを入力します。

次にFINS設定を開いてネットワークアドレスを設定します。
CPUに接続している通信ユニットが1台ならデフォルトで問題ないです。
複数ある場合、CX-Programmer側でルーチングテーブルを設定した
ネットワークアドレスに合わせます。




次にデバイスリファレンスを右クリックして追加を選択します。
接続方式をFIN Ethernetに変更します。
ネットワークアドレス、ノードアドレスを設定します。
ノードアドレスはEIP21SのIPアドレス末尾と同じです。

最後に変数をインポートします。
CX-Programmerのデータを名前を付けて保存からCXTテキストファイルを
選んで保存、インポートします。

はい、ここで第2の罠です。
なんとデータレジスタのデータ型がデフォルトのCHANNELだと
変数テーブルから必要なデータレジスタを選択してエクセルなどに張り付けて
それぞれ「適切な」データ型を入れてあげましょう。(ふざけないでほしい)
あとはHMI側の変数にコピペすればOKです。

残念、まだ終わりではありません。
最後に画面内部のグローバル変数(ボタン等の部品を配置する際に設定)と
先ほどインポートした変数を紐づける必要があります。
変数マッピングを開いて配置した部品の数だけ変数を1個ずつ選択していきます。
なぜこんな仕様にした?

今回はここまで。
CIP Ethernetの設定はまた別の記事にて。。。
OMRONは早くNSシリーズの後継機種を出してほしい。切実に。
